タイガの森フォーラム
Taiga Forum
Тайга Форум
2009.12.20
タイガ

タイガ/タイガ林/タイガの森とは?

英語の綴りはTaiga。ロシアのキリル文字では ТАЙГА。元々は「静かな森」を意味するシベリア先住民の言葉だったという説など、語源は諸説あるが、現在はロシア語の単語となっていて針葉樹主体の寒帯性・亜寒帯性の天然林をこう呼ぶ。ロシア沿海地方には針葉樹と広葉樹の混交するタイガがあり、こうしたタイガは「ウスリータイガ」(Ussuri Taiga)と呼ばれる。

タイガの森と日本のつながり

旧ソ連/ロシアのシベリア地域や極東地域のタイガ林で伐採された木材が19世紀から日本に輸出されている。量が多いのはカラマツやエゾマツ、アカマツなどの針葉樹材で、住宅部材に加工されて一般的な建築に用いられている。硬質広葉樹のナラやタモは家具材として加工され、単価がより高い。 こうした木材消費・木材貿易でのつながりの他、近年の研究でロシアのタイガ林と湿地の働きがオホーツク海に大量の鉄分を供給して北太平洋の生態系や水産資源に大きく貢献している可能性が指摘され始めており「オホーツク海の巨大魚付き林」としてのロシアタイガの役割の解明が待たれている。

(画像)ロシア材の輸入量の推移

日本のロシア材輸入量の推移(1955年~2001年)

タイガの危機とウデヘの人びとの採った行動

1992年、日本や韓国への木材輸出を目的としてロシア・韓国の合弁企業スヴェトラーヤ社の計画した森林伐採計画にビキン川上流のタイガ林が含まれていた。伐採は日本海側のタイガ林から開始され、山脈を越えてビキン川の水源へ迫った。脅威を感じたビキン川のウデヘの人々は有志を募って現場に座り込み、計画に抗議した。計画推進派の知事とウデヘの味方についた地方議会が激突。同年秋、知事と地方議会の訴訟を受けたロシア最高裁が伐採計画縮小を命じ、ビキン川流域のタイガ林は伐採計画から守られた。 しかしその後も数年おきに新たな伐採企業による開発構想が浮上し、そのつどウデヘの人々は問題を訴える手紙に村で署名を集めて大統領・首相・国会・知事・地方議会へ送り、環境NGOなどと連携して世論に訴えることでかろうじてビキン川流域のタイガ林を伐採から守ってきた。 なお、現在のロシア憲法においても土地や資源は国のものとされていて、森林も例外ではない。企業や個人は国や地方からライセンスを得て、森林の利用・開発や狩猟を行う。

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