ようこそタイガの森へ、
今日は このおいら ツキノワグマのこと 読んでくれるかな ?
いいところなんだよ、ビキンて。
いっぱいくえるんだ、おいらの好物。
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体長:130?200cm 体重:100?250kg 皮下脂肪:?12cm
トラやヒグマのやつにはちょっとかなわないけどさ、
ツキノワグマのなかじゃ一番おっきくなるよ、おいら
黒く長い艶のある体毛を持ち、胸に三日月/V字型の白いもようがある。
中国北東部?ロシア極東南部?朝鮮半島に2万頭が生息中と推定されるこの亜種 (学名は?ウスリーのツキノワグマ?を意味する Ursus thibetanus ussuricus) は、世界のツキノワグマ7亜種のなかで最も大きくなる。(冬眠前の脂肪を蓄えた状態では体重250kg に達することがあるといわれる)
いいとこだよー、ビキン。
松の実やベリーがいっぱい食えるしさ
雑食性で、植物の種子・果実・根や球根、軟体動物、昆虫、両棲類などを食べる。
冬はシナノキやハコヤナギ、朝鮮五葉松(Кедр ケードル, Korean pine)、ナラ、ニレ、ヤチダモなどの樹洞や洞穴などで冬眠する。
2歳くらいで成熟し、春に2?4匹の子グマを生む。
ビキン川流域では、朝鮮五葉松とモンゴリナラやマンシュウグルミが混交するウスリータイガ(Ussuri taiga)の広がる中流域を中心に生息し、朝鮮五葉松の実やドングリ、クルミやベリー類などを食べて繁殖している。
朝鮮五葉松がマツボックリをつける年は、樹頂近くに生るマツボックリの実を目あてに上手に幹をのぼり、高い枝に腰かけてマツボックリを枝ごともぎとる。
クラスニヤール村のウデヘ猟師ヤコフ・カンチュガさん曰く 「ツキノワは、そうやって枝ごともいだマツボックリをぽいぽい地面へ投げ落としてな、あとで降りてって拾って食べるんじゃ」
夏は、蚊の飛んでこない高さまで木にのぼってのんびり枝の上で寝ていたりするという。
ウデヘ語では 「グアイジマ」 とよばれる。ビキン川流域で暮らすウデヘの人々にとって彼らはきわめて身近なけもので、伝統的に猟の獲物ともなってきた。
ハバロフスク市の紋章には向かい合って握手しているツキノワグマとアムールトラの姿が描かれている。これはツキノワグマとトラの同居するウスリータイガの世界を象徴する紋章だ。そしてハバロフスク地方 (Khabarovsk krai) の紋章はその市の紋章を腕にいだく大きなツキノワグマを描いた紋章となっている。(画像をクリックすると拡大します)
現在、世界にはこの ?Ursus thibetanus ussuricus をふくむ7亜種のツキノワグマ (Ursus thibetanus) がいる。
他の亜種はユーラシア大陸の森林?森林ステップに住み、イラン、アフガニスタン、インド、中国、日本、台湾といった国に生息している。
日本のツキノワグマは、亜種 ?Ursus thibetanus japonicus とみなされ、絶滅のおそれのある個体群として IUCN レッドリストに記載されている。 (現在本州と四国に1万頭前後が生息中と推定されるが、九州では1987年に体長141cm、体重74kg のオスが大分県で捕獲されたのを最後に目撃例が途絶えている。本州・四国でも下北半島、紀伊半島、中国地方、四国山地などの個体群は絶滅のおそれのある状態といわれる)
やっぱり ビキンのタイガは伐採しないで残しといてもらえないかな ?
そしたらさ、もっともっとうまいものの話もできるしさ、
おいらの孫も、そのまた孫も、ユカイに生きていけちゃうし、
おいらの一番のおねがいだ、
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Special Thanks to ; ?Aleksandr Aleksandrovich,?Yakov Trophymovich, Sayaka Ootsuka, and Mifune Masaki