見ることが、守ること ?
今日もロシア沿海地方の大地を力強く流れている川、ビキン。
このコーナー 「For Your Eyes Only ? 村人・旅人の見たビキンの生物多様性と暮らし」 では毎回地元の人達や旅人・スタッフの撮影したスナップ写真を交えてビキン川流域の四季の自然や生物多様性、暮らしを見ていこうと思います。
この場所の自然の価値はまだまだ知られていません。この場所を知る人が少しづつ増えていくこと、それがこの場所を守る力を生み出します。見ることが、守ること。
トップの飾るのはウデヘの猟師アレクセイ・ゲオンカさんの撮ったこの1枚、
弟のウラジミルさんと一緒に自分の舟から見た、10月のビキン川です。
ビキンのタイガでアカシカやイノシシを狩るウデヘの猟師にとって、この川 (ビキン川) とその支流は猟場へ向かう道、仕留めた獲物を運ぶ道でもあります。
日本の川と比べると高低差の少ないビキン川ですが、水量は多く流れは強く、カーブや流木が多いので、現代ではこういう船外機付のボートで猟へ出ます。
撮影者 ?: ?アレクセイ・ゲオンカ 猟師 ロシア沿海地方ポジャールスキー地区クラスニヤール村
撮影時期 ?: ?2009年10月
撮影地 ?: ?ビキン川 (ロシア沿海地方ポジャールスキー地区)
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「For Your Eyes Only ? 村人・旅人の見たビキンの生物多様性と暮らし」 は平成21年度の公益信託地球環境日本基金の助成を得て FoE Japan ?の開始したプロジェクト 「住民による写真とメッセージで守るロシア沿海地方ウスリータイガの生物多様性」 の成果を発表していきます