(注、これは 『タイガの森フォーラム』 のワークショップ・催しのお知らせではありません、)
サポーター松尾さんが下記のニュース/プレスリリースを知らせて下さいました、
昨日 4/06 と今日 4/07 の2日間、ロシアと日本の政府機関や研究機関の人々がウラジオストクでこのプログラムのワークショップを行っているようです。
(ビキン川の ビの字もタイガのタの字も出てきませんし、ビキン流域がここで謳われている ?日露隣接地域? に当たるかも不明ですが、関係してくる可能性あると思いますので読んでみましょう、)
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〔外務省プレスリリースの内容、転載〕
平成22年4月2日
1.???? 4月6日 (火曜日) と7日 (水曜日) の両日、ロシア連邦ウラジオストクにおいて、日露両国の政府関係者及び生態系専門家による 「日露隣接地域生態系保全ワークショップ」 を開催します。
2.???? オホーツク海をはじめとする日露の隣接地域における生態系の保全及び持続可能な利用の分野における日露協力については、昨年5月のプーチン首相訪日の際に、同地域の海洋・陸上生態系の保全及び合理的利用、生態系に関する情報の利用、海洋環境の評価、生態系に対する気候変動の影響に関する調査、日露の関係機関間及び専門家間の交流拡大等を内容とする日露政府間の協力プログラム (注) が署名されました。
3.???? 本件ワークショップは、上記の協力プログラムに基づき、日露双方の第一線の研究者により、(1) 海洋物理化学、(2) 陸棲動物・海棲動物の生態と保全、(3) 魚類の動態と海洋生態学、(4) 生物の多様性に関する共同統一データベースの作成について議論を行い、今後の協力のさらなる進展につなげることを目的として行われるものです。
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以上、?日露隣接地域?がどこあたりの海域・地域を指すのか (ウスリータイガの森やビキン川流域が該当するのか) つかめていませんが、このプレスリリースを読む限りでは、
「日露双方の第一線の研究者」 による?「陸棲動物・海棲動物の生態と保全」 や 「生物の多様性に関する共同統一データベースの作成」 が計画されていて、「日露の関係機関間及び専門家間の交流拡大等」 が謳われているようです。
そして、第一線の研究者の方々がそうしたテーマで研究に取り組むとすれば ?
とすれば、オホーツク海の生態系?プランクトンの発生に必要といわれるアムール川の水の鉄分、その鉄分の供給を助けていると考えられる森の土の腐食酸 「フルボ酸」 (fulvic acid) の大切な供給源かもしれないロシア沿海地方、ビキン川流域?ウスリータイガの森には、そうした仕事のための第一級の調査フィールド、最もエキサイティングな生物多様性ホットスポットとしての価値の見出される可能性があるはずです。今、ビキン川流域という場所はまだ非常に知名度が低いですが、関係者の方の目に留まりさえすれば。
そして、そのような価値・可能性を秘めているビキン川流域?ウスリータイガの森は ?
そのような価値・可能性を秘めている場所は、まず守るべきです、大規模な開発などからは。
そこでどうするか ?『タイガの森フォーラム』
コメント、ご意見や情報、アイデア、アドバイス、楽しみにしています。
(野口)
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Special Thanks to : ?Toshihiro Matsuo